管理人です。前回のブログから、また期日が経ってしまい申し訳ありません。
オリンピック直前の日本は、緊急事態宣言の最中にもかかわらず人流の抑制がほとんどできず、感染者も2000人に届く勢いです。
日本政府が提唱するバブル方式も十分に機能しているとはいえず、ここにきて専門家が危惧する感染拡大が現実味を帯びてきました。
このオリンピックに限らず、昨年からの日本政府のコロナ対策を見てきた人たちのなかには、その場当たり的な対策に不信感を持たれている方が多いようです。特に厳しい対応を余儀なくされている飲食店を中心とした外食産業の方々はなおさらだと思います。
本来であれば、客観的資料や分析に基づいて対策が決定され、それを根拠として国民に分かりやすく説明し協力を依頼するべきところ、場当たり的な対策しかとれないため後手後手になり、結果、客観性を持たない観念的な言葉でしか国民に訴えることができない・・そんな政府を見れば1回目の緊急事態宣言は守った国民も、2度3度と繰り返されれば、聞く耳を持たなくなる人が多くなるのも致し方がなしといった感がします。
やはり今の日本政府にかけているのは、明確な「戦略」ではないでしょうか。
この「戦略」は方針あるいは方向性、基準と言い換えることができると思います。この戦略がないために対策が場当たり的になり、またさまざまな対策を打っても、明確な基準や指針のがないため、実施した対策から得られる結果を十分に分析することができず、次の対策にフィードバックできないのです。つまり実施した対策から得られるはずの知識や経験が積みあがっていかないのです。それはまるで明確な行き先を持たずに、風向きによって進路を変えさせられている帆船のようです。
ちゃんとした戦略を持たなければ流されてしまう。次から次へと起こる事象に防戦する一方で、振り回されてしまう。
それを私たち国民はコロナ禍に対する日本政府の在り方から痛感させられているのではないでしょうか。
でも、これはなにも日本政府に限ったことではありません。この戦略という概念のもととなっている軍事や外交はもちろんのこと、企業活動や人が集団となって展開される様々な分野においても言えることですし、さらには私たち個々人においても言えることなのです。
結局、政府にしても、軍事にしても、企業活動にしても、すべて人間が行うことです。人間が行うことである以上、それは私たち一人ひとりも例外ではないということです。
これは私たちの盲点になっているのかもしれません・・・。
つづきます。
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